先日(11/27(日))の「親子のためのコミュニケーションコーチング」ワークショップは、安海副長のほかゲスト講師に元小学校教諭のコーチ・大石稜子さんをお招きして、保護者6名・団委員長・育成会長の出席で開催されました。
ボーイスカウトは「子供の自己効力感・自尊心を育てる活動である」と安海副長。 渋谷14団では、ビーバー・カブ各隊の「きまり」や「さだめ」の項目をバッジにして、 集会のたび、その日の目標とするバッジを子供たちに選んでもらい、つけさせています。 「自分で選ぶ」のがポイントです。 もしその目標に合わない行動をする子がいたら、「ビーバー(カブ)スカウトらしくないね」と声をかけるのです。 するとその子は、押し付けられたのではなく自分で選んだからこそ、自分で好ましい姿を考え始めます。 叱りつけて自尊心を損なうことなく、自分で考えて行動を修正できるように導いていくのです。 そして目標を達成できたら、褒めて認めて、「ぼくはできるんだ」という自己効力感を育てていきます。
家庭にも家族で守る目標やきまりがあるといいのです。 それが家訓であるとのことでした。
また大石さんからは、教師時代の実体験に基づく貴重なお話を伺い、子供にかける言葉一つで、子供は大きく変わるということがわかりました。
ほかにも脳の働きに基づく効果的な言葉の使い方や、体操なども学ぶうちにあっという間に時間が過ぎてしまいました。
気分で子供に接する態度が違ってしまったり、時間がなくて行動をせかしてしまったり、 、兄弟げんかをうまく仲裁できなかったり、自分の中の理想と比べてできないことを気にしてしまったり、・・・と悩み多き保護者の皆さんでしたが、講師のお二人のお話を伺い、また保護者同士での対話を通して、それぞれが解決の糸口を見つけたようです。
以下、参加者の感想です。
- 自分に中にいつもあるストレスが軽くなりました。子供の自己効力感・自尊心を高めることをしていなかったことに気づいたので、それを実践していきたいと思います。 他の方との対話もよかったです。
- 言葉の使い方で子供が自分で考え始めることがわかりました。 子供を尊重していきたいです。
- 朝はやることが多くて忙しいので、子供をせかしてしまう。それならば工夫してやることを減らせば、子供をせかさないですむのではと気づきました。 家訓を考えたいです。
- 一方的なアドバイスや押し付けではなく、「どうしたら・・・・・できるか」と家族みんなで考えられるような言葉かけをしていきたいです。
- 子供に対して態度がブレないお母さんは、夫に対してブレない妻であることに気づきました。夫にいつも優しく、感謝しようと思います。
- これからは、子供と話をするときに「自分の話を聞いてもらえた」という実感を与えられるような聞き方を心がけたいと思います。
渋谷14団のコミュニケーションコーチング・ワークショップは、今後も継続して開催する予定です。
レポート: 吉野(団委員)